先日、公式システムの一覧から「設備保守・フィールドサービス」を削除しました。専用のページもあり、ダッシュボードの画面まで作り込んであったものです。理由は単純で、その裏に動くコードが一つもなかったからです。
書いてあることが、事実ではなかった
ページには「提供中」と表示され、現場での作業記録から事務所での確認、請求できる状態までを一本につなぐ、と書いてありました。読んだ人は、今日申し込めば使えるものだと受け取ります。実際には、その業種向けに書かれたコードは存在していませんでした。
設計としては先に進んでいた部分もあります。ただ「進んでいる」と「使える」のあいだには、お客様にとって決定的な差があります。その差を曖昧にしたまま置いておく理由が、こちらの都合以外に見つかりませんでした。
ページ自体は良かったので、残しました
削除したのはページであって、そこにあった作り方ではありません。困りごとの並べ方、業務の流れの見せ方、現場と事務所の二面構成、操作できるダッシュボードのモックアップ。どれも次の公式システムでそのまま使えるものだったので、テンプレートとしてリポジトリに残してあります。
実際、いま公開している受付エージェントのページは、この構成から始めました。
決めたこと
- 動くコードがない公式システムのページは公開しない
- 動いている部分と、まだの部分は、同じページの中で分けて書く
- 「開発中」は、能力の説明より前に出す
プレアルファの段階では、できることを大きく見せたくなる圧力が常にあります。ただ、最初に取引してくださる方は、たいてい正確さを見ています。書いてあることが本当かどうかは、一度目の打ち合わせで分かってしまいます。
できていないことを書けるかどうかが、できていることの信用になる。

